2010-2011年度 国際ロータリーのテーマ
こころの中を見つめよう 博愛を広げるために

2010年国際協議会の開会本会議にて、「California, Here I Come」という音楽と共にステージに現れたレイ・クリンギンスミスRI会長エレクトが、2010-11年RIテーマを「地域を育み、大陸をつなぐ」としたことを発表しました。

このテーマを決めるにあたって、RIのこれまでのテーマを振り返った、と会長エレクトは話します。その中でロータリアン以外の人々に訴えかけるテーマがほとんどないことに気づきました。

「そこで私は、“ロータリアン以外の人々にロータリーの目的を説明すること”と“ロータリアンに自分たちの活動の意義を再認識してもらうこと”、この2つの目標を満たす簡潔なテーマを探す決心をいたしました」と会長エレクトは説明します。「ロータリーの現在の使命を表し、私たちが得意とすることに焦点を当て、最終的に次のテーマを選びました。“地域を育み、大陸をつなぐ”」です。

自身の50年にわたるロータリー経験から、地元と海外の地域社会に焦点を当てたいという思いが生じたと言います。例えば、ロータリー財団の国際親善奨学生として1年間南アフリカに留学した経験を持つ会長エレクトは、米国ミズーリ州のユニオンビルという小さな町から海外留学した初めての学生でした。

夕方の講演というテーマ発表のタイミングは、過去の協議会からは異例のことでした。これは進んで変化を受入れようとする会長エレクトの姿勢を反映しています。もはやベスト・プラクティスではなくなった伝統的な慣習を見直し、適切な場合は、新しい伝統を始めるべきであるとガバナー・エレクトに奨励しました。

会長エレクトはまた、国際舞台におけるロータリーの活躍に寄与してきたロータリアンに敬意を表しました。協議会に出席している元RI会長や元役員と会い、ロータリーの歴史との結びつきを深めるようガバナー・エレクトに促しました。